2015年1月16日

NES国際総合研究所さんの「非接触磁気ニュートラル方式レシプロ型トルク増幅装置」です。

この技術に関する特許は7件ほどありましたがどれも審査未請求で取下処分になっています。

 

一番最初に出願された特許が基本原理について分かりやすく説明してありました。

【発明の名称】永久磁石対向式回転動力発生装置

【公開番号】特開平7-135764

 

HPでは磁場の歪とクーロンの法則を利用してトルク増大を図るような説明文がありますが、正しくはマクスウェルの応力のことだと思います。

 

ただこの応力を利用すれば磁石のエネルギーを取り出せるのか?と言えば甚だ疑問です。

 

可動方向に90度の位相差を設けても磁力による反発、吸引の収支は必ずつりあうため差し引きゼロでしかなく、この磁力はただ歯車やクラッチのように「連結部分」として働く以上の効果は見せないと思います。

 

つまり永久磁石による磁場は重力場と同じ保存場だからです。

 

またこちらの実験動画を見ましたが摩擦などの機械損がかなり大きそうです。

普通、モータは無負荷だと起動後すぐに回転数がグッと上昇するはずですが、なぜか最初から一定である。(電源電圧を調整しているのかも知れませんが・・・・)

 

 

 

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