2015年1月23日

株式会社ヒョンラボラトリさんのフリーエネルギー発電機だそうです。

「電気装置」という名称で8件ほど特許出願されてますがすべて未審査や拒絶査定で取下になってます。

特許の説明文を読みましたが、変圧器起電力と速度起電力がごっちゃになっているような感じでこれでは拒絶されても仕方がないと思った。

この発電機はローターを回す代わりに三相交流の回転磁場を使って電磁誘導させ、一次コイルと二次コイルが重ねて巻いてあって、一次側に三相交流を流すと二次側に三相交流の出力が得られるというものです。

ここで発明者はちょっと変わった解釈をしており、一次コイルに励磁電流を流すことによる磁場変動と回転磁場(進行磁場?)、による電磁誘導の二種類の起電力があると主張してるが、一般的な解釈では回転磁場による電磁誘導しかない。

また動画にある発電機はローターが回転するタイプのものらしいが、それに関する特許の説明文があったので一部抜粋します。

 

 

ところで、円環筒状鉄心21内の中空部には、回転磁界の軸芯に位置して固定子枠20の上下壁に設けられている各孔25,26に各ベアリング27,28を介 して回転自在に支持されている回転軸29を有する円柱状導体30が設けられている。こうして、円環筒状鉄心21側を固定子とし、また円柱状導体30側を回 転子として一次巻線23により生ずる回転磁界によってその円柱状導体30の表面側に誘導される電流にもとづく誘導磁界によりそれら回転磁界と誘導磁界とに よる電磁力でもって回転子としての円柱状導体30が回転される。なお、一次巻線23に電力を供給することにより、二次巻線24には前述の通りに効率よく起 電力が誘導されることは言うまでもない。

 

 

回転磁場によって円柱状導体の表面に渦電流が流れると一次コイルには補償電流というのが流れ、それに伴って励磁電流が小さくなるのが普通です。
つまり、円柱状導体があっても無くても二次コイルに同じ電圧が誘導されるという考え方には無理があります。

そもそも等価回路で全部つながってますから。

結局、どこが不思議なのか?どこがフリーエネルギーなのか?という結論になってしまったが、発明者さんは特許には全てのノウハウは書いていないということなのでエネルギーを増幅させる秘密があるのだということにしたい。

実験ではたしかに超効率になっている。
しかしこの実験は何かがおかしい。
最初その違和感の原因が分からなかったが、そう負荷が無いのだ。

出力200ワット強の電力はいったい何処で消費されているのか??

 

 

 

 

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